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【より安く】コーポレートサイト制作の価格相場と発注するときのポイントを解説

佐藤

佐藤

コーポレートサイト制作にかかる金額は、制作会社によって大きく異なります。制作費用が無料なものから1,000万円を超えるケースまでさまざまです。必ずしも高額なほど高品質というわけではありませんが、価格帯に応じて、どんなサイトが作られるかといった特徴や傾向は存在します。

ここでは、コーポレートサイトの制作における、料金相場と価格帯ごとの特徴をご紹介します。

コーポレートサイトの料金相場

コーポレートサイトの料金相場は、おおよそ次の5つに分類されます。

  • 初期費用無料〜15万円
  • 15〜50万円
  • 50〜100万円
  • 100〜300万円
  • 300万円以上

上記の価格帯ごとに、どんなコーポレートサイトが作られるのかご紹介します。

初期費用無料〜15万円の料金相場で作られるWebサイトの特徴

15万円以下で手に入るWebサイトは、基本的にテンプレートを用いて作られます。

あらかじめ指定のデザインテンプレートがあり、その中にテキストを入れていく形で制作します。そのため、1週間程度の短納期にも対応してもらえることが多いです。

ただ、テンプレートであるため、オリジナリティのあるデザインを求めることはできず、見覚えのあるデザインに仕上がる可能性は高いです。

また、格安系のWeb制作サービスとして、制作費用が無料のものがありますが、多くの場合は運用費用という名目で月々の支払いが発生します。中には「2年契約で毎月2万円」といったように、結局は50万円近くかけてWebサイトを作ってるのと変わらないケースも往々にして存在します。

初期の制作費用が安いサービスでは、契約期間の月々の支払いについて確認した上で、コストパフォーマンスを検討することが大切です。

15〜50万円の料金相場で作られるWebサイトの特徴

15〜50万円の価格帯で作られるWebサイトは、少なからずオリジナルデザインで制作されます。ただ、この価格帯では各工程でそこまでの工数を割けないため、デザインおよびコーディングの質を追求することは難しいです。

また、ページ数についても、以下のような最低限の構成で作られる傾向にあります。

  • トップページ
  • 私たちについて
  • サービスページ
  • お問い合わせフォーム
  • プライバシーポリシー など

そのため、Webサイトを活用してマーケティングを行うこと難しく、あくまで名刺代わりとして作られるパターンが多いです。

また、この価格帯だとCMSが構築されていないことも多く、その場合はSEO対策を行えません。

50〜100万円の料金相場で作られるWebサイトの特徴

50〜100万円の価格帯で作られるWebサイトは、基本的にオリジナルデザインで制作されます。

運用要件が発生することも多く、WordPressにて構築されることが一般的です。自分たちで記事コンテンツを作れるようになるため、SEO対策に取り組むことも可能になります。

この価格帯であれば、運用要件を満たした一般的なWebサイトを作ることができます。ただ「資料請求用のフォームも追加したい」「複数の要素が絡むソート機能を実装したい」など、機能要件については対応しきれないケースも多いです。

100〜300万円の料金相場で作られるWebサイトの特徴

100〜300万円の価格帯で作られるWebサイトであれば、基本的にやりたいことはカバーできます。

100万円を超えてくると、サイト設計やデザイン、コーディングの各工程において、まとまった工数を割けるようになるため、多少複雑な要件でも対応可能です。

例えば、ニュースやブログなど投稿タイプが複数にわたる場合や、お問い合わせのほかに資料請求フォームを複数設置するなど、機能的要件にも幅が広がります。

本格的なブランディングやUX設計に取り組むには心許ない金額ですが、中小企業がクオリティの高いWebサイトを持つという観点で見れば、最適な価格帯と言えるでしょう。

300万円以上の料金相場で作られるWebサイトの特徴

300万円以上の価格帯で作られるWebサイトは、制作という範囲を超えて、コンサルティングとしての役割を含んでいるケースが多いです。

例えば、Webサイトを活用してマーケティング施策を行う場合には、ヒアリングやユーザーテストを重ねた上で、企業としての戦略に落とし込みます。ブランディングとしてのWebサイトであれば、ブランドを再定義した上で構築しなければなりません。そのため、実施するタスクが膨大になり、価格も跳ね上がります。

また、大規模な制作案件になると、セキュリティへの配慮から、WordPressのようなオープンソースのCMSを使えない場合もあります。そうなると、オリジナルのCMSを開発する必要があり、価格が上がります。

コーポレートサイトの価格に大きく影響するポイント

コーポレートサイト制作の価格に影響するポイントは主に2つです。

・コーポレートサイトのページ数

・ブランディングや戦略設計の有無

コーポレートサイトのページ数

制作するコーポレートサイトのページ数は、価格に影響を及ぼす大きなポイントです。

Web制作には、設計・デザイン・コーディングの主に3つの工程があります。ページ数が増えると、すべての工程でのタスク量が増加します。

下層ページの一部を投稿タイプでまかなう方法もありますが、基本的にはページ数に比例する形で価格も高くなります。

ブランディングや戦略設計の有無

コーポレートサイトを作るといっても、単にWebサイトを作れば良いのか、それともブランディングやUX設計まで行う必要があるのかなど、どこまで対応するかによって価格は大きく変わります。

例えば、Webサイト制作の一環でブランディングを行う場合だと、企業のブランド理解から始まり、必要に応じてブランドの再定義まで行ます。また、Webサイトを起点としたマーケティングを実施するのであれば、ユーザーテストを重ねた上で、コンテンツや導線設計を行うことが求められます。

上記のようなケースだと、単なるWeb制作ではなく、実質的にコンサルを含むことになり、その分価格は跳ね上がります。

コーポレートサイト制作費用の内訳

コーポレートサイト制作にかかる費用の内訳は以下の通りです。

コンセプトワーク(要件定義)

サイトを作る上で最も大切なコンセプトワーク。ページ構成、ページごとの見出し内容といったサイトの内容に関わるものから、ドメイン・サーバーをどうするかなど、サイトを作る上での土台を用意します。

制作会社によっては、コンセプトワークをディレクション費用に含めているケースもあります。

デザイン

オリジナルデザインでサイトを制作する場合、基本的にはデザイン費用が発生します。逆にテンプレートデザインを使えばデザイン費用を抑えられますが、その分コーポレートサイトの独自性は無くなります。

開発

要件定義の内容や、制作したデザインをWeb上で閲覧できる形に仕上げる作業です。

サイトによって複数のフォームを設けていたり、複雑なソート機能を組み込んでいたりと、その仕様は大きく異なります。そのため、コーポレートサイトにどんな機能を加えるかによって、開発費用は大きく変動します。

ディレクション

納品物であるコーポレートサイトの品質管理を行う、重要な工程です。

ひとつのサイトを作る際、基本的にはデザイナーやエンジニアなど、複数の人員が携わります。ただ、複数人でサイトの完成イメージを100%共有することはできません。

そのため、要件をしっかりと把握したディレクターが、制作物の品質責任を担い、サイトが完成するまでの進行管理をおこないます。

コーポレートサイト制作を依頼する際の注意点

コーポレートサイトは会社の顔であるため、発注者としては制作会社に大きな期待を寄せています。ただ、制作会社との認識がズレていることで、納品後に落胆することも往々にして存在します。

特に以下の3つについては、正しく把握しておくといいでしょう。

  • 対応範囲を正しく把握しておく
  • 制作後の運用費用を確認しておく
  • コーポレートサイトを作れば集客できるわけではない

対応範囲を正しく把握しておく

制作会社がどこまで対応してくれるのかは、トラブルが起こりやすいポイントです。

「スマホ対応は前提だと思っていたが、納品されたサイトをスマホで見ると、レイアウトが崩れていた。」「原稿を自前で用意するなんて知らなかった。」など、さまざまです。

後になってお願いすると、追加費用が発生することもあるため、あらかじめ気になる箇所はまとめておき、発注前に確認すると安心です。

制作後の保守管理費用を確認しておく

サイト制作を依頼するとき、どうしても制作費に注目しがちですが、保守管理費についても確認しておきましょう。保守管理費は毎月の支出になるため、地味に大きな負担になります。

併せて、保守管理費の中で、どこまで対応してくれるかも確認が必要です。ちょっとしたテキスト修正なのに数万円の費用が発生するケースも存在します。

コーポレートサイトを長く使い続けるためにも、発注段階で確認しておくと安心です。

コーポレートサイトを作るだけでは集客は期待できない

コーポレートサイトを刷新したからといって、直接集客につながるわけではありません。

もちろん、サイトに訪れた人たちからのお問い合わせ数は増えるかもしれません。ただ、サイトへの流入数を増やすためには、SEOや広告といった集客施策が必要です。

コーポレートサイト制作を通じて、集客数増加を期待しているなら、発注段階で相談しておくと確実です。

まとめ

コーポレートサイトといっても、無料で作れるのものから1,000万円を超えるケースもあるため、一括りに相場を示すことはできません。もちろん高ければ良いという話でもなく、地方の小さな会社が1,000万円かけてWebサイトを作ったとしても、オーバースペックで活用しきれない可能性が高いです。かといって予算が少なすぎれば、要望が叶うようなWebサイトはきっと作れないでしょう。

中小企業であれば、100万円前後で機能性を満たしたWebサイトを作り、その後の運用に予算を充てていくことが適切だと考えています。弊社は、更新性に優れたWordPressでの制作に定評があり、長期的に運用コストを抑えられるWebサイトをご提供しています。コーポレートサイトの制作でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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