会社によって求めるWebデザイナーの条件は変わってきますので、弊社のWebデザイナーに必要な能力についてお話します。
1.情報収拾力
現在主流となっているデザインツールAdobe XDは2016年にリリースされました。また、ウェブデザインのトレンドも移ろいが激しいので、すぐに順応できるようアンテナを張っている必要があります。
2.自己研鑽
前述に関連した項目です。自分が得意な領域だけで仕事をしていると、時代の変化に対応できません。新しいツールが出たらまず使ってみる。新しいデザイン要素を取り入れてみる、上手くできなければ、まずは模倣してみる。などで常に自分をアップデートし続ける必要があります。
3.UIに配慮できること
UIとはユーザーインターフェース、つまりユーザーにとっての使い勝手に配慮することです。優れたウェブデザインは、オリジナリティ溢れる独創的なものとは違います。サイトを訪れたユーザーが、見たいページにすぐにアクセスできて、どのボタンをクリックすればどういう動作が行われるのかを、自然に理解できる必要があります。つまり、ユーザーがどこかで見たことがあるような、馴染みのあるレイアウトで組まれる必要があるということです。
4.コスト意識ができること
いくら優れたデザインが出来ても、時間が掛かり過ぎてしまうのは良くありません。掛けた工数=経費なので、制約があるなかで、どれだけパフォーマンスを発揮できるかが重要です。雑な仕事はもちろんいけませんが、完成度を追求するあまり自己満領域に入ってしまわないようにしましょう。
5.コーダーへの配慮
あなたのデザインをコーダーがhtmlマークアップするわけですが、コーディングしやすいデザイン、コーディングしにくいデザインは存在します。社内コミュニケーションによって、お互いにやりやすい仕事を意識できるようになれると良いと思います。
6.言語化力
なぜそのデザインにしたのか、説明を求められた際には明確な根拠を示さなければなりません。弊社では企業サイトを扱うことが多いので、あなたのデザインで納得させる相手は事業経営者である場合がほとんどです。
お客様とデザインの方向性について意見が食い違うことも出てきます。言われた通りに修正するのが正しいとは限りません。打ち合わせを重ねていると、どうしてもユーザー目線ではなく、事業者の好みが出てきてしまいます。
最初のコンセプトや狙い、ユーザー視点から外れてきていると感じたら、それは必ず伝えなければなりません。
まとめ
弊社が考えるウェブデザイナーに必要な資質についてご紹介しました。個人的には特に「情報収拾」「自己研鑽」は必須だと思っています。その他項目については、これら全てを最初から備えている人はごく希ですし、最後の言語化力については、ディレクターを通して伝えるので、ディレクターが汲み取れない部分だけ確認できれば良い項目です。
とはいえ、兼ね備えて損はない能力ばかりですので意識して養ってみては如何でしょうか。