これを読んでサイトを作って欲しいと言われた本
つい先日のこと。
某工務店社長様から「まずこれを読んで欲しい」と手渡されたのが
工務店社長のためのウェブマーケティングバイブルというタイトルの本です。
「ウェブやマーケティングに関して色々な人から話を聞いてきて、理解できない分野だと思っていたが、これは自分なりに腹落ちできた。」
と評価されていました。この本に書いてあるポイントを押さえてサイトを作って欲しい。とのご依頼を受け、早速自分も読んでみました。
小一時間程度で読める程のボリュームです。
本の後半はウェブマーケティングの実践的な内容と著者のコンサルティング会社のサービス紹介的な内容だったので、流し読みしてしまいましたが、前半部分だけでも繰り返し読む価値ありです。
サイトの作り方・何をすべきで、何をしないべきか
印象的だったのは、
「かっこいい・綺麗なだけのサイトは意味がない」
「サイト作りには人間味が不可欠」
「ターゲットを絞る」
「社員が全員でサイトを作る」
といった、本来なら自分達のようなウェブ制作会社が伝えていくべき、本質的なサイトの作り方や役割について分かりやすく解説されていた点です。ウェブ制作で陥りがちな失敗談を交えながら、工務店側の視点に立って解説しているので、ウェブ制作会社から聞くよりもスッと内容が入ってくるんじゃないかと思います。
人の動きや営業が変わったけど、対応できてますか?
また、初版が2022年6月発刊なのでコロナ禍を反映した内容になっています。
「現在ネットで溢れる情報がどのように活用されているか」
「住まいに対する好みの変化」
「これまでの集客方法・営業方法でお客様は来ない」
など、工務店が認識アップデートの必要性に迫られていることを伝えています。ウェブ制作会社なら、この現状を理解し、依頼される工務店と意識共有して導線を設計しないと、活用されないサイトを提供することになってしまいます。
結論。工務店ウェブサイトを作る時、工務店側、ウェブ制作側、お互いにこの本を読んだ上で、共通認識のもとプロジェクトに着手するっていうのが良さそうです。