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ヒートマップ分析でユーザー行動を見える化

佐藤

佐藤

ルカデザインではお客様の要望に応じてヒートマップ分析を実施しています。

ヒートマップ分析とはユーザー行動に関するデータを視覚的に分析する手法です。ページ上のどこがユーザーによってクリックされたか、どこを長く見ていたか、どのエリアをスクロールしたかなどの行動が色で表現されます

ユーザーの注目している箇所が赤くなっている

ヒートマップ分析をおこなう最大の利点は、ユーザーの行動をもとにウェブサイトを改善できることです。どの部分が注目されているのか、または無視されているのかを正確に把握することで、ウェブサイトのレイアウトを調整し、さまざまな数値改善につなげられます。例えば、重要な情報があまり見られていない場合、ページ冒頭に移動させるなどの調整が考えられます。

分析に馴染みのない人だと、ヒートマップを見てもどう改善すればよいのか検討もつきませんが、最近はAI分析が実装されているヒートマップも多く、具体的な改善案まで提示してくれるので、初心者でもとっつきやすいツールが増えています。

例えば、ルカデザインで使っているヒートマップツールClarityでは、AI分析機能を利用すると以下のような情報が得られました。

自動要約結果の一部抜粋

  • デスクトップ/タブレット/モバイルデバイスのユーザーは、お問い合わせや事例紹介などのメインメニューのリンクを最初にクリックする傾向があります。
  • モバイルデバイスのユーザーは、チャレンジのセクションのテキストや画像を多くクリックしていますが、これらはリンクではありません。ユーザーは、このセクションに興味があるか、またはリンクだと誤解している可能性があります。
  • デスクトップ/タブレット/モバイルデバイスのユーザーは、ページの下部までスクロールする割合が低く、特にモバイルデバイスのユーザーは、スクロール深度が10%以下の場合が多いです。ユーザーは、ページの上部にあるコンテンツに満足しているか、または下部にあるコンテンツに魅力を感じない可能性があります。
  • ウェブサイトは、チャレンジのセクションにリンクを追加することで、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。例えば、各チャレンジの詳細ページや、お問い合わせフォームに誘導するボタンなどが考えられます。
  • ウェブサイトは、ページの下部にあるコンテンツを見やすくすることで、ユーザーのスクロールを促すことができます。例えば、ローカルのセクションのカードを大きくしたり、CTAのセクションの色やフォントを変えたりするなどが考えられます。
  • ウェブサイトは、デバイスに応じてページのレイアウトやデザインを最適化することで、ユーザーの体験を向上させることができます。例えば、モバイルデバイスのユーザーには、ドロワーのメニューを開いたときに、メインメニューのリンクがすぐに見えるようにしたり、スライダーの画像をタップできるようにしたりするなどが考えられます。

上記を見るに「事例紹介ページ」はクリックされる傾向が高いため、事例コンテンツのボリュームを増やしたり、頻度高く更新することで、ユーザーニーズを満たせる可能性が上がります。

自社サイトにヒートマップを導入すると、ユーザー行動をもとにサイトの改善点が浮かび上がるため、より本質的な成果に近づける改善が可能になります。

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